〈あとがき（‥‥という名の、言い訳）〉

クリスマス話〈平安編〉＆〈現代編〉、お読みくださってありがとうございましたv なんだか、書けば書くほど頭がぐちゃぐちゃになって、最後の方はもう文章になってないような感じになってしまいましたが、今はこれが限界(T^T)。 あやしげなところは、読まれた方の頭の中で、分かりやすいようにどんどん変換してやってくださいませ。 ちなみに、２作がリンクしているかどうかも、読まれた方にお任せです。 以下、本文で書ききれなかった部分の言い訳です。

〈平安編〉言い訳　　　　〈現代編〉言い訳

〈君と出逢う日に(番外)　星月夜〉 …すみません。upしてすぐ読まれた方は、サブタイトル違ってますね。 もう変えませんので、ここからは、この小題ということでご容赦ください(m_m)。 〈星月夜〉とは、「星の光が月のように明るく見える夜」のことを言うそうです。 ☆ヒカルが佐為に話した〈クリスマス〉の説明。 一般的な認識だと思うのですが、正しくはありません。 クリスマスがキリストの誕生日、というのは、実はウソなのだそうです。本当は別の日らしいのですが、年末にお祭り要素がないと信者が集まらないぞってことで、急遽「キリストの誕生日」ってことにして、お祝いしちゃおう！な大義名分を作ったのだとか。 余談になりますが、サンタクロースのそりをひくトナカイは、全部メスなのだそうです。 トナカイというのは毎年角が生え替わるのですが、オスは秋から冬にかけて角が落ちてしまい、メスは子供を産んだ後の春に落ちてしまいます。 だから、真冬に角のあるサンタのトナカイは〈メス〉ということになるのだとか。 ☆佐為がもらった蝋燭。 平安時代、蝋燭はとても高価なものだったのだそうです。 ハチミツから作ったそうですが、どんなものだったんでしょうね。 高価なので、照明用ではなく、僧や陰陽師が加持祈祷のために使っていました。 そんなものを簡単にもらいにいっちゃう佐為は、ちょっとずうずうしかったかな(ゴメン、佐為)。 ☆賀茂光国さん 実在の人の名前です。 かの有名な阿部晴明のお師匠の孫になります。 お兄さんの光栄(みつよし)の方が活躍したようです。変わり者だったそうですが。 妹もいました。名前は不明。歌人として才能のある人だったようです。 光栄には守道と行義という息子がいます。娘は…どうだろう、いたのかなあ。 星見ちゃん(女房名)は、光栄の娘という設定にしてあります。完全にオリジナル。 ゆ、許される‥‥？(ドキドキ) ☆流星群 まずまちがいなく、この時期見ることはできません。 旧暦12月24日は、新暦の１月半ば〜２月始めに当たります。 １月始めなら〈しぶんぎ座流星群〉なるものが見られるのですが、こういうものがある期間に集中するというのは、かの有名な〈しし座流星群〉でも分かりますね。 でも、どーしても星を降らせたくて、調べていたら、某サイトのBBSに記録がありました(どこのサイトかはあちこち見てたのでもう分かりません…)。 1998年1月27日の午後7時頃、「見えてるよ！」っていう書き込みが、４件。 ただ、そこの管理者様も半信半疑のようで新しい情報を呼びかけていらっしゃいましたから、ガセネタの可能性もあります。 でも、ガセでもいい！可能性はあるってことだから！ というわけで、思う存分降らせました(満足)v それから、平安時代、彗星や激しい流星群は不吉の象徴ととられていたようです。 それを単純に「きれい」と思うには、それまでの常識を覆さなければならない分難しいものがあったのではないかと。 佐為に「きれい」と言わせたヒカルに拍手!ですね。

〈星の降る場所〉 ‥‥こーれーは、場面設定かなりつくってます。ウソがいっぱいです。 ☆12月24日 日曜日、快晴は本当です。 でもホントは、雨を降らせたかったんですよね‥‥。 ☆ヒカルの家から棋院までの距離 ‥‥知りません。 だから、自転車で行けるのかどうかもあやしいです。ひょっとしたら、すごく近いかもしれないし。 そこそこ遠くて、そこそこ近いということにしといてください‥‥。 ☆原宿 表参道。この時期、イルミネーションはどうだったんでしょう(あ、調べてないや)。 頑張っていた頃は、こちらも〈光のトンネル〉と形容されていたようです。 ヒカルがどうしてここへ行き着いたかというと、ただ単に、市ヶ谷を中心に水道橋と反対方向に行かせたかった私の陰謀v(ゴメンね、ヒカル) ☆東京ドームのイルミネーション これは「鉄腕DASH(12月15日放送)」という番組で放送された中の１シーンです。 三輪自転車タクシーに乗って光のトンネルのようなその場所を抜けるVTRを見て、ヒカルと佐為にも是非！とか思って。 でも！ たーしーか、〈東京ドーム〉と言ってたと思うんですが、日がたつにつれ記憶は怪しくなる一方‥‥。調べてみても、東京ドームのどこだか分からないし。見に行く気力は、さすがにないし‥‥。 だいたい、これは2002年のことであって、ヒカルと佐為がいた2000年のクリスマスにはなかった可能性大！ ‥‥まあ、フィクションということで、寛大に受けとめてやっていただければ幸いです(^.^;) ちなみに、話の最後にヒカルが「来年も来ようか」と言ってますが、「来年」のクリスマスに佐為はいません。 いないんだよ、ヒカル‥‥(T^T)。